21 火雷噬嗑

火の正義、雷の勇気。口の中の異物を噛み砕く形。目の前の壁も、日常の違和感も、まとめて噛み潰す顎の形。

ジャマすんな。



卦辞

噬嗑。亨る。獄を用いるに利ろし。

ぜいごう。とおる。ごくをもちいるによろし。

世に蔓延る悪人を取り除くには、刑罰を用いる他ない。

思い通りに行かない時。まずは目の前の障害を取り除く事。苦労するが目的は果たせる。


爻辞


初爻

校を履きて趾を滅す。咎无し。

こうをはきてあしをめっす。とがなし。

足枷をつけて動けなくする。
罪も軽く反省しているので咎められない。

被害は最小限に。周囲の事を考えて。

35 火地晋


二爻

膚を噬みて鼻を滅す。咎无し。

はだえをかみてはなをめっす。とがなし。

固い肉を噛んだら思いの外柔らかい肉で、鼻まで肉に埋まった。咎められない。

面倒事が以外に簡単に片付く。油断は出来ない。細心の注意を。

38 火沢睽


三爻

腊肉を噬みて毒に遇う。
小しく吝なれども咎无し。

せきにくをかみてどくにあう。
すこしくりんなれどもとがなし。

干し肉を噛んだら毒にあたった。恥ずかしい事だが咎められない。

苦難の時。笑われてもひたすら努力。

30 離爲火


四爻

乾胏を噬み金矢を得。
艱貞に利ろし。吉。

かんしをかみ きんしをう。
かんていによろし。きち。

干した骨付き肉を噛んだら中から矢が出てきた。
その功績をひけらかさない。吉。

障害を取り除き、目的を達成する。

27 山雷頤


五爻

乾肉を噬みて黄金を得。
貞しけれども厲うし。咎无し。

かんにくをかみておうごんをう。
ただしけれどもあやうし。とがなし。

柔らかい干し肉を噛んだら中から黄金が出てきた。正しいが危うい。咎められる事でもないが。

取り除いた障害よりも、なぜ障害が生まれたのかが問題。

とりあえず目標は達成。反省は必要。

25 天雷无妄


上爻

校を何いて耳を滅す。凶。

こうをにないてみみをめっす。きょう。

耳が隠れるほどの首枷をはめられる。凶。

捨鉢にならずに、人のアドバイスに耳を傾ける。

51 震爲雷


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