不惑

気高く咲き誇ってまあ。

今年のゴールデンウィークは仕事が混んでて飛び石連休。人と会ったのも兄貴の子供と遊んで、友人とラーメン食べに行ったくらい。

言いたいことは山ほどあるけど(休日大好き)お金も大事。仕事があるだけありがたいと思え。

オマエもありがたいと思え。

連休中に昔のオレに少し戻った。

夜中に音楽聴きながら山道をドライブ。ささやかな趣味。よくやってたストレス発散方法。

ハンバーガーを買ってまずは山へ。トンネルを抜けて山の上の小さな町へ。

たった一つだけのコンビニの明かりを尻目にメインストリートを道なりに。山を下る道だけに。あんまり変わってないか。夜だから見えないだけか。

山を下ると国道へ。その国道を横切ってまた山道へ。さっきの山より低い山。誰も通らない山道。ちょっと怖い。海に続いてる。

その山を下ってる途中に目の前に水平線が見えてくる。本当はは水平線じゃなく、港の明かりに照らされた水平線の輪郭。

海沿いの港町。辺ぴな港町に似合わないキレイな港と道の駅。車が駐車場にチラホラ。釣り人たちの車。そこで缶コーヒーを買う。信号のない道が海に沿ってまっすぐ続く。

海を眺めて、タイヤを減らして、もったいないなんて思ったりして、その道をまっすぐ走って生まれ育った町へ。車の中でそのまま寝るほど若くない。家の布団でちゃんと寝る。

暗い事してたんだな、キザだし。

今のオレぐらいオッサンになってからやれよ。誰も心配しないから。

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