03 水雷屯

すいらいちゅん


雷ゴロゴロ、恵みの雨を願うこの頃。産みの苦しみ、成長の痛み。迷走と妄想の日々は、狂騒と創造に変わる。


卦辞

屯。元いに亨る。貞に利ろし。
往く攸有るに用うる勿れ。
候を建つるに利ろし。

ちゅん。おおいにとおる。ていによろし。
ゆくところあるにもちうるなかれ。
こうをたつるによろし。

いずれは何事も順調に進む。
今は時期ではないのでその時が来るまで行動は起こさない事。
自らは動かず、諸侯に国を任せた方が良い。


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運勢

何かを始めるのに失敗は付き物。次第に好調に向かう。苦手分野なら誰かに任せてしまっても良い。


願い事

今はまだ叶わない。しばらく待って様子を見る。


金談

長引く上に大抵は叶わない。


恋愛

諦めずアプローチ。実る。


開業

苦労の末に成功する。


転業

流れに逆らわない。現状維持が大事。


就職

目上の人に相談してみる。


旅行

旅先で余計なトラブルを被る。何度も。


移転

動いてはいけない。


もつれ事

長期戦を覚悟。解決はする。


病気・怪我

全快する。気長に養生する事。


試験

不合格。


人探し

遠くにいる。早急に手配したほうが良い。方角は東北。


物探し

家の中の何かの下に。東北の方角。


吉方位

北と東。


凶方位

南と東南。


爻辞

初爻

磐桓たり。貞に居るに利ろし。
候を建つるに利ろし。

ばんかんたり。ていにおるによろし。
こうをたつるによろし。

大きな石や柱のように動かない方が良い。
自分では動かず人に頼もう。

足場を固める。実力以上の事は人に頼った方が良い。

08 水地比


二爻

屯如、邅如、馬に乗りて班如。
寇するに匪ず。婚媾せんとす。
女子貞にして字せず。
十年にして乃ち字す。

ちゅんじょ、てんじょ、うまにのりてはんじょ。
あだするにあらず。こんこうせんとす。
じょし ていにしてじせず。

じゅうねんにしてすなわちじす。

馬に乗ってウロウロ、アタフタ。
求婚者を敵と間違える。
目の前のどうでもいい男と結婚しようとする。
十年待てば、理想の男と結婚できるのに。

迷いがあるなら進んではいけない。じっくりと、時間をかけて進める。

60 水沢節


三爻

鹿に即きて虞无し。
惟林中に入る。
君子幾を見て舎つるに如かず。
往けば吝。

ろくにつきて ぐなし。
ただりんちゅうにはいる。
くんし きをみてすつるにしかず。
ゆけばりん。

鹿を追いかけるのに夢中になって、案内人も付けずに林の中に。
行っても恥かくだけだから帰ってきて。

手掛かりは無し。進んではいけない。

63 水火既済


四爻

馬に乗りて班如。婚媾を求む。
往けば吉。利ろしからざるなし。

うまにのりてはんじょ。こんこうをもとむ。
ゆけば きち。よろしからざるなし。

馬に乗ってウロウロしてたら求婚される。
行けば吉。良くないわけがない。

攻めるより受ける。目上の人に相談してみて。

17 沢雷随


五爻

其の膏を屯す。
小貞なれば吉。
大貞なれば凶。

そのこうを ちゅんす。
しょうていなれば きち。
だいていなれば きょう。

流れが行き渡らない。
普段通りにしてれば吉。
焦って大きい事すると凶。

流れが止まる。日常的な事は吉。イベント事は凶。

24 地雷復


上爻

馬に乗りて班如。
泣血漣如たり。

うまにのりてはんじょ。
きゅうけつれんじょたり。

馬に乗ってウロウロ。泣きながら血を流してる。

独りで泣く。その先に道は開く。

42 風雷益