今日は冬至。1年で1番昼が短くて夜が長いとされる日。陰が極限にまで強まり、その後に微かに陽気が差し込んで来る状態。六十四卦では「坤為地」と「地雷復」で表される。
一陽来復。
易者さん達は昔からこの日に来年の占いをするみたいだ。
今年の正月まではおみくじ代わりに正月休みのどこかで占ってたけど、今回はあやかって占ってみた。
立てた卦は「水沢節」。沢の水が溢れず枯れず、ちょうど良い感じに沢の体を保ってる様子。
節は節目。竹の節目。一定の感覚で刻まれた節目。それ以前とそれ以降を、それ以上とそれ以下を明確に分ける線。限度。節度。節約。節制。調節。
窮屈で堅苦しく聞こえるが、要はちょうど良くやれって意味。
卦辞はこう。
「節は、享る。苦節は貞にすべからず。」
生きてれば苦しい時期はある。でも物事には節目があって、苦しい時期もいつかは終わる。だから苦節をスタンダードにするなって意味。
なんかめっちゃ励まされてる気がする。
世界情勢や日本の景気はともかく、個人的に今年を振り返ってみたらそんなに苦しんだ憶えは無いけどな。
まあ、ムダに長い間書いてた「かえるのうた」もどんだけ粘っても来年の頭には書き終わっちまうし、スマホも車も給湯器もエアコンももうオンボロだし、節目や苦節と言われて思い当たることが無いと言えばウソになっちゃうか。それでちょうど良いのかと問われれば、うるせえなってなっちゃうか。
変爻は五爻。中を得てるし位も正しい。それを内包してる爻辞。
「節に甘んず。吉。往きて尚ばるる有り。」
節度を守る事を楽しんで行う。吉。吉!進んで行けば高評価を受ける。
今まで通りでいいんですねわかりました。
何にでも物差しはある。沢には沢の、竹には竹の、人には人の、猫には猫の、オレにはオレの、物差し。節度がある。
最近夜(黒い野良猫)が顔を見せなくなった。ちょっと心配。
オレが勝手に野良だと思ってただけで、実は首輪をしてない放し飼いの猫であって欲しい。暖かい住処でゴロゴロしててほしい。