てんたくり
天のように強い者の後を、恐る恐る付いていく沢のように穏やかな人。
卦辞
履。虎の尾を履む。人を咥わず。
亨る。
り。とらの おをふむ。ひとをくらわず。
とおる。
虎の尾を踏む。申し訳なさそうにしていれば噛みつかれない。
順調に進む。
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運勢
危険の中を進む。万事控え目を心掛ける。
願い事
困難多し。忍耐努力を要する。
金談
金を貸してはいけない。
恋愛
成立しても長続きしない。
開業
慎重に慎重を重ねて。
転業
転業後は良くない。しばらくして落ち着く。
就職
時期を待つ事。
旅行
見合わせた方が良い。
移転
現状を守れ。
もつれ事
忍耐を第一として気長に解決する。
病気・怪我
急変するがしばらくして快復の望みが生ずる。
試験
成績は悪い。大いに勉強を要す。
人探し
当分見つからない。近場なら西か西北。遠方なら東南か西南。
物探し
何かの下にある。方角は西。または西北。
吉方位
西。および西北。
凶方位
東北。および西南。
爻辞
初爻
素履。往きて咎无し。
そり。ゆきてとがなし。
自分は自分。そのまま行けば咎められない。
飾らず、遜らず。ありのままの自分で。
二爻
道を履む。担担。幽人貞吉。
みちをふむ。たんたん。ゆうじんていきつ。
自分の信じた道を進む。誰にも頼らず、頼られず。吉。
独りで静かに時を待つ。危険は無い。
三爻
眇能く視るとし、跛能く履むとす。
虎の尾を履めば人を咥う。凶。
武人大君たらんとす。
すがめ よくみるとし、あしなえ よくふむとす。
とらのおをふめばひとをくらう。きょう。
ぶじんたいくんたらんとす。
目が悪いのによく見える振りをし、
足が悪いのに歩ける振りをする。
虎の尾を履み、食われる。凶。
武人が大君の振りをする。
実力不足。自分を大きく見せない事。
四爻
虎の尾を履む。愬愬たれば終に吉。
とらのおをふむ。さくさくたればついにきち。
虎の尾を履む。恐れ慎んでいるので終に吉。
危険信号。礼節をもって慎重に対処。
五爻
履むことを夬む。
貞しけれども厲うし。
ふむことをさだむ。
ただしけれどもあやうし。
独断する。
貞しい事だとしても危うい。
身勝手な行動は避ける。敵を作る事に。
上爻
履むことを視て祥を考う。
其れ旋れば元吉。
ふむことをみてしょうをかんがう。
それめぐればげんきつ。
自分がやってきた事を振り返る。
正しかったら守り、間違っていたなら正す。
それを繰り返していければ、元いに吉。
協力者に感謝し成功。自分の行いを振り返る。大吉。