気がつけばゴールデンウイークも終わっていて、飼い猫は今日も太腿の上に座っていて、景気のいい話も聞かないし、今年ももう半分近く過ぎてしまったけれど、こないだ食ったステーキは美味かったし、久しぶりにやったフィットボクシングではまだまだカラダ年齢は18歳だったよ。

肉も食えるし、体も動く。寝付きも良いし、魔法だって使えるぜ。
長い事PC周りの環境がずっと芳しくなかったのと、長い事勤めていた職場を離れた事で、ただでさえ更新の遅いブログもまた一旦頓挫。家の片付けばっかりしてた。
元来ダブル(時々トリプル)ワーカーなので、全くの無職になったわけではないから今のところはまだ正気。
まあ、なんとかなるか。なんともならなくても、どうにでもなるか。どうせオレだしな。
三月暇日。

雨降り、朝方、駅を見に行く。日本海側では日本で一番海に近い駅だ。地元にある。写真を撮る。電車はまだ見えず。程なくして帰る。悔いは残る。夏に来ようと思った。



三月猿日。
兄貴のトコのチビ二人が、地元のドンキに猿を見に行きたいと言うので、ちょうどヒマしてた上の甥っ子も連れて見に行く。





チビ二人は嬉しそうに笑いながら見てた。
オレはなんか、お姉さんばっか見てた。
上の甥っ子も初めての猿まわしのはずだが、下の二人と一緒にはしゃぐわけにもいかないからと、斜に構えてる自分を誰かに見て欲しがってるようだった。
分かる。
そんな思春期でアオハルで前髪の長さに異常なまでに気を使う甥っ子と、スプラトゥーン3をサシでやる。言い訳負け惜しみ無しの真剣勝負。
あっさりストレート負けをかます弱く儚いオレとか。
勝てるわけねえだろ。初老の動体視力と反射神経ナメんな。見えねえし動かねえんだよ。
しかし月日が経つのは早いもんで、負けても負けても泣きながらオレや姉ちゃんや対戦相手に突っ込んでたコイツがもう中学卒業して高校生だと。
どうか、願わくば、ゲームばっかしてねえで、オレの屍を蹴り飛ばして、高校生活をウェーイしてゆけ。



四月ヤメ日。
上にも書いたが、仕事を辞めた。オレの職歴史上(アルバイトを除く)最も年収が低く、最も時給単価が高かった仕事だ。
周りには勿体ないと言われたし、まあ勿体ないとは思うけど、去年から決めてた事だし、辞める事考えながら仕事してても誰も得しないし。
総括して見ると雇われの身で置いていい環境ではなかったな。感謝もしてるし、恩義も感じてる。反省も内省もしてるけど、今後の同情はしないし、たらればの話もしない。それはきっと不義理だ。
これ以上は山雷頤の三爻
頤いに拂る。貞くすれば凶。十年用うる勿れ。利ろしき攸なし。
ってヤツだ。
ちなみに巷で騒がれてるホルムズ海峡は関係無い。
去年から言ってた事だし。
オレが辞めようとしてたら勝手に向こうで戦争が始まって、勝手に原油が届かなくなって、勝手に材料調達が困難とか言い出したんだ。
全然、それは関係無い。それは関係ないけど、去年のあのタイミングで辞めてりゃなって思っちゃったってのは、ちょっとある。
逃げるように辞めたみたいだし。
四月姪日。
ゴールデンウィークに新天地でキャンパスライフを満喫してる姪に会いに行く。
どこでも寝れる母と、どこでもゲーム出来る甥を連れて下道をドライブ。海沿いの道を選ぶ。片道一時間半かそこら。あんまり新天地じゃない。
姪と合流。思ったより元気でやってそうで安心する。まあ、強いしな。我が姪は。
強いから、無理してるのを隠してるのかも。
行きたかった場所があったのを思い出す。
ラウンドワンというアミューズメント施設だ。ビデオゲーム、体感ゲーム、メダルゲーム、卓球、ボウリング、カラオケ、ビリヤード、etc、なんでもある。ビル全体を使ったゲーセンだ。
ゲーセンなんてもう地元に一軒も無い。と言うかいつの間にか無くなってた。
二十代、ゲームセンターが一番盛り上がってた時代だろうか。
オレにもまだ人としての心が残ってた頃だ。
仲間や兄弟との対戦格闘ゲームやビリヤード。当時の彼女とのプリクラやクレーンゲーム。
一人で朝方まで打った景品でアダルトビデオが出てくるスロット。(ほぼこれ)
懐かしい。
この歳の独り身じゃ、さも親戚の子供が行きたがってるからしょうがなく、みたいな大義名分がなきゃ入れない。これはまたとない機会。本当はそんな事もないんだろうけど、雰囲気が若いから、アミューズメント施設は。

四人で一通りアトラクション対決を堪能した後に、カラオケでブルーハーツの名曲トレイントレインを歌う。元気になる。
これからも嫌らしさと汚らしさをむき出しにして走って行こうと誓う。このワンフレーズしか誓えないと思う。
姪をアパートに送り届け、帰りは高速道路で。母の寝息と甥の音痴な歌を聴きながら、昼間の海沿いの道とは違う、帰る為だけの道を帰る。
帰り道を帰り道としてしか見ず、仕事も人付き合いも花も死者もそのようにしか見ず。
我ながらつまんねえ人生だなと、大分目減りした残り時間を適当に過ごそうとしてたオレがそれでも変わりつつあるのは、事あるごとに遊んでくれてありがとうと言い続けてくれた甥と姪のおかげか。
それとも、何も無かったと思い込んでた道のりを、「ホントに何も無かったか?ちゃんと探したのか?」と振り返らせてくれた易のおかげか。

出会い別れてきたみんなのおかげだが、無職を易のせいにしちゃいけないな。無職じゃねえか。一つ辞めただけだしな。
なんだ、フリーターか?それも良いね。
氷河期世代とレッテル貼られる前は、フリーター世代とか呼ばれてたか。
フリーターも良いね。響きが良いよ。てめえで勝手にやってる感じがして凄く良い。
フリーターは職業じゃない。魂の名前だ。みたいなね。
バカ言ってねえで、とりあえず、金があるうちに次探さないとな。


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