月の爆撃機。

11月。これは母と弟と三人でトンカツ屋でメシを食った帰りに観に行った、毎年秋にライトアップされる地元にある庭園。入り口付近。夜空を埋め尽くす紅葉をバックに、画面中央は母。

なんかこえーよ。

松雲山荘。柏崎ガス会社の創設者、飯塚謙三氏の旧居。

弟と母。
良いムード。
上手く撮れない。
キツネだ。
捨て猫のコスプレをした飼い猫だ。

12月。

地元の貯水池に白鳥が来る季節。

寒そう。
でもないか。優雅なもんだ。

易者さんの真似して去年から始めた冬至占。

今年は「坎為水」。八純卦の一つにして、四難卦の一つ。陥るって意味の坎が二つ重なった形だ。穴の中のそのまた穴の中。暗くて寒くて険しくて悩ましくて、静か。誰も入って来れないくらいの深みとも。

八卦の「坎」は二本の陰爻に一本の陽爻が挟まれた形。
暗闇に射し込む一筋の光。

卦辞

習坎。孚有り。維れ心亨る。行きて尚ばるるあり。

卦の意味とは裏腹に、卦辞がポジティブなのは作者の主観だろうか。

そう思わなきゃやってられないって?誰だってそうだろ。人それぞれ艱難辛苦。人それぞれ散々な目にだって会う。

変爻は二爻。

爻辞

坎に険あり。求めて小しく得。

ま、まあ、まだマシなほうか?しんどい事には変わりは無いが、どん底ってワケじゃない。

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。自ら坎中へ。僅かばかりの勝ち筋を求めて。正直性にはあわないが、乾為天や火地晋よりは占断に振り回されないで済む。自分を見失わないで済む。本当は今日の日筮で引っ張ってきた火風鼎とかが良かったが。

卦辞の作者みたいに、この卦を前向きに見れるのは、ザ・ブルーハーツの好きな曲、「月の爆撃機」の歌詞と重なるから。

【ここから一歩も通さない
理屈も法律も通さない
誰の声も届かない
友達も恋人も入れない
手がかりになるのは薄い月明かり】
【いつでもまっすぐ歩けるか
湖にドボンかもしれないぜ
誰かに相談してみても
僕らの行く道は変わらない
手がかりになるのは薄い月明かり
手がかりになるのは薄い月明かり】

来年は初心に戻って(初心?)、ブルーハーツでいこうかな。
頭ブンブン振り回していこうかな。

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