
ちょうど良い感じ。
卦辞
節。
亨る。
苦節は貞にすべからず。
せつ。
とおる。
くせつはていにすべからず。
節度を守っているので順調に進む。
自身が苦しむほどの厳しすぎる節度には固執してはいけない。
ちょうど良いところ。
節度を守って行動。
爻辞
初爻
戸庭を出でず。
咎无し。
こていをいでず。
とがなし。
自分の敷地から出ない。咎められない。
意識を内側に向ける。
出ないでいいなら出る必要も無く。
二爻
門庭を出でず。
凶。
もんていをいでず。
きょう。
外に出なければいけない時に外に出ない。凶。
積極的に行動を起こす時。
引きこもってばかりもいられないが。
三爻
節若たらざれば則ち嗟若たり。
咎无し。
せつじゃくたらざればすなわちさじゃくたり。
とがなし。
快楽に溺れ嘆き悲しむ。その事を改めて反省する。咎められない。
気の緩み、甘い誘惑にご用心。
ハメを外しがち。
四爻
節に安んず。
亨る。
せつにやすんず。
とおる。
目上の規則に従順になる事で安穏を得る。
順調に進む。
節度と規律。
波風は立てない。
五爻
節に甘んず。吉。
往きて尚ばるる有り。
せつにあまんず。きち。
ゆきてたっとばるるあり。
節約、節制を楽しむ。吉。その事で高い評価を得る。
縛りプレイという言葉がある。エロい意味ではなくて。
上爻
苦節は、貞なれば凶。
悔い亡ぶ。
くせつは、ていなればきょう。
くいほろぶ。
厳し過ぎる規律、度が過ぎる節制。それに固執すれば凶。後悔は無い。
何の得にもならない。
窮屈で息苦しい事が当たり前になってしまっている。
溢れず枯れず、誰がどう見てもちょうど沢。節は節目、一定の感覚で刻まれた目盛り。それ以上ならそれではないし、それ以下でもそれではない。
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