
なんかいるはずだ。
卦辞
臨。元いに亨る。貞に利ろし。
八月に至りて凶有らん。
りん。おおいにとおる。ていによろし。
はちがつにいたりてきょうあらん。
正しい道を歩んでいれば物事は思い通りに進む。
しかし八か月後にはその勢いは衰え、次第に凶へ向かう。
上昇運。順調に事が進むが後半は伸び悩む。目上からの引き立てに期待。
爻辞
初爻
咸じて臨む。貞にして吉。
かんじてのぞむ。ていにしてきち。
位や立場は違うが志の高い者同士で感応し合う。正しい道なので吉。
吉。何をやっても上手く行く。
人脈を広げるべき。
二爻
咸じて臨む。吉。
利ろしからざる无し。
かんじてのぞむ。きち。
よろしからざるなし。
自分の志の高さが君主と感応する。吉。
良くないわけがない。
思った通りに行動。目上からの引き立て。
三爻
甘く臨む。利ろしき攸无し。
既に之を憂えれば咎无し。
あまくのぞむ。よろしきところなし。
すでにこれをうれえればとがなし。
口先だけの甘い考えで臨む。全然良くない。
早めに考えを改めれば咎められない。
甘く見積もり過ぎ。口先だけは良くない。
四爻
至りて臨む。咎无し。
いたりてのぞむ。とがなし。
位が低い者のところに自らが出向いて行く。
高い志があればこそ。咎められない。
積極的に取り組んで良し。目下の人を引き立てる。
五爻
知りて臨む。大君の宜。吉。
しりてのぞむ。たいくんのぎ。きち。
賢人の知恵を臨む。王として宜しき行い。吉。
万事順調。人の知恵を借りる。
上爻
敦く臨む。吉。咎无し。
あつくのぞむ。きち。とがなし。
積極的に臨むのをやめて、慎重に、じっくりと臨む。
吉。咎められない。
内面を磨いて控えめに行動。
地上から沢を臨み見る。水辺の釣人、垂らす釣り糸、イメージの中でギネス級大魚を。俯いているようで未来を見てる。
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