雷ゴロゴロ。雨乞いにも似た空のうめき声。産みの苦しみ、成長の痛み。バカでかい卵に走るヒビ。眠れない夜、一人悩む日々、枕を濡らすシミの意味。

すごい事思いつきそう。
卦辞
屯。元いに亨る。貞に利ろし。
往く攸有るに用うる勿れ。
候を建つるに利ろし。
ちゅん。おおいにとおる。ていによろし。
ゆくところあるにもちうるなかれ。
こうをたつるによろし。
いずれは何事も順調に進む。
今は時期ではないのでその時が来るまで行動は起こさない事。
自らは動かず、諸侯に国を任せた方が良い。
何かを始めるのに失敗は付き物。諦めなければ次第に好調に向かう。苦手分野なら誰かに任せてしまっても良い。
爻辞
初爻
磐桓たり。貞に居るに利ろし。
候を建つるに利ろし。
ばんかんたり。ていにおるによろし。
こうをたつるによろし。
大きな石や柱のように動かない方が良い。
自分では動かず人に頼もう。
足場を固める。実力以上の事は人に頼った方が良い。
二爻
屯如、邅如、馬に乗りて班如。
寇するに匪ず。婚媾せんとす。
女子貞にして字せず。
十年にして乃ち字す。
ちゅんじょ、てんじょ、うまにのりてはんじょ。
あだするにあらず。こんこうせんとす。
じょし ていにしてじせず。
じゅうねんにしてすなわちじす。
馬に乗ってウロウロ、アタフタ。
求婚者を敵と間違える。
目の前のどうでもいい男と結婚しようとする。
十年待てば、理想の男と結婚できるのに。
迷いがあるなら進んではいけない。じっくりと、時間をかけて進める。
三爻
鹿に即きて虞无し。
惟林中に入る。
君子幾を見て舎つるに如かず。
往けば吝。
ろくにつきて ぐなし。
ただりんちゅうにはいる。
くんし きをみてすつるにしかず。
ゆけばりん。
鹿を追いかけるのに夢中になって、案内人も付けずに林の中に。
行っても恥をかくだけ。
手掛かりは無し。前提が間違えてる可能性。
四爻
馬に乗りて班如。婚媾を求む。
往けば吉。利ろしからざるなし。
うまにのりてはんじょ。こんこうをもとむ。
ゆけば きち。よろしからざるなし。
馬に乗ってウロウロしてたら求婚される。
行けば吉。良くないわけがない。
攻めるより受ける。目上の人に相談してみては。
五爻
其の膏を屯す。
小貞なれば吉。
大貞なれば凶。
そのこうを ちゅんす。
しょうていなれば きち。
だいていなれば きょう。
流れが行き渡らない。
普段通りにしてれば吉。
焦って大きい事すると凶。
流れが止まる。日常的な事は吉。逆転は狙わない。
上爻
馬に乗りて班如。
泣血漣如たり。
うまにのりてはんじょ。
きゅうけつれんじょたり。
馬に乗ってウロウロ。泣きながら血を流してる。
悔しくて泣きたい時は部屋で一人で。その先に道は開く。
雷ゴロゴロ、恵みの雨を願うこの頃。産みの苦しみ、成長の痛み。迷走と妄想の日々は、狂騒と創造に変わる。
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