草生える。

三連休。本当は海にでも行きたかったんだけど、あまりにも暑すぎたのでまた今度。海が近いとどうしてもいつでも行けると思っちゃって軽く捉えすぎ。そんな事ないのにね。海だっていつまでも待ってはくれないぜ。

夏だね。あっついね。

ガーデニングや家庭菜園。全く興味は無いのだけれど、いつの間にやら家の周りを埋め尽くすほど繁殖したドクダミ達。オレよりガーデニングに興味の無い人が見たらそういう趣の庭に見えなくもないドクダミの海。

そのうち家の中にまで生えて来るんじゃないのか。朝、目が覚めたらオレもドクダミになってしまうんじゃないのか?流石に身の危険を感じざるを得ない。駆逐してやる。駆除方法を調べる。

既に風除室の中に。

・ドクダミ。ドクダミ科ドクダミ属の多年草。湿った陰地に群生し、全体に特有の臭気がある。葉はハート形、萼(がく)片や花弁を欠く小さな花が密集し、その基部に白い花弁のような苞(ほう)が4枚つくため、花の集まりが1個の花のように見える 。なるほど。

確かにばあちゃんの庭に生えてるのを見たとき、「かわいい花だな」とか思った事を思い出す。今思えばあの時すでにこの庭はこいつらに乗っ取られていたんだ。

・日本では雑草として身近な存在で、古くから民間薬として利用される。ゲンノショウコ、センブリとともに日本の三大民間薬の1つ。なるほど。

雑草なのに薬にもなるのか。だからといってこんなにいっぱい生えられても困る。オレの家に生えられても特に困る。残念ながらオレはインドア派なんだ。

・どくだみ茶やハーブ、野菜として利用されることもあり、商業的に栽培されている。また観賞用として栽培されることもあり、欧米でも東洋のハーブとして人気がある。なるほど。

「ドクダミ茶」のドクダミじゃん。爽健美茶にも入ってるヤツじゃん。だからなんだよ、あいにくオレは麦茶以外のお茶と酒は飲まないんだ。悪いけど駆除はする。

・ドクダミの花言葉は「白い追憶」、「野生」。なるほど。

白い追憶はちょっと何言ってるか分からないけど、「野生」か。野に生える。野に生きる。人を治す薬にもなり、人を整えるお茶にもなる。どこにでも咲き、際限なく増える逞しさ。人の敷地内に堂々と存在する強かさ。

一瞬チラッと人間も似たようなモンか。とか思ったけど関係ない。野生なら野生らしく野に生えろ。とにかくうちはダメだ。ちなみにここまでWikipedia参照。

せっかく抜いたのにもう生えてきた。

とにかく地下に広がる茎が本体なので、刈っても刈っても意味はなく、次から次へと生えなおしてくる。オレの髪も地下茎ならいいのに。根を直接枯らす以外完全に駆除する事は難しく、ばあちゃんの花壇に生えてるヤツらは他の植物にもダメージを与えるので下手に除草剤や塩は撒けない。

ミントを植えてミントの繁殖力でドクダミの繁殖を抑える方法もあるみたいだけどドクダミがミントにとって代わるだけでガーデニングするつもりの無いオレにはミントが増えられてもそれはそれで困る。ミントの花言葉もたぶん野生とか倍プッシュとかだろ、どうせ。(美徳、効能だった。)

実用的なのはグリホサート系の除草剤。葉っぱに塗るだけで効果が根まで届く。コレをメンドクサイけどこまめにやる事で徐々に弱らせて、最終的にはノンドクダミングだ。これならばあちゃんの花壇の花を枯らすことなくドクダミを追っ払える。

もうひとつは土壌の改良。苦土石灰(くどせっかい)をドクダミが生えてきて欲しくない場所に撒く。ドクダミが好む酸性の土壌をアルカリ性の土壌に変える。もちろん酸性を好む他の植物にも効いてしまうので、そういった植物は育たなくなる。植えないけど。家の周りはこれでやってみるか。

・「どくだみ」、「どくだみの花」、「十薬」は夏の季語。

夏に生えるだけなら別に駆除しなくても良くない?

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